赤城神社
細布の道筋、月見館跡の南麓に鎮座するのが、赤城神社です。祭神は磐筒男命、磐筒女命、経津主命の三軍神です。
上州、赤城山より御分霊して祀ったものといわれています。初め、広瀬川辺の細布森に祀られ、元久元年(1204年)と伝えられておりますので、当町にあっては稀にみる古社といえます。
その後、現在の本山神社のところに遷り、天正年間、月見館主上杉の武将須田親重の守護神として現在の地に遷されました。武運長久の祈願所として武将の尊崇を集めました。
奥の院は、本山神社で、一の鳥居は明治の頃まで広瀬川の川岸上戸坂の下にありました。
月舘地区赤城神社の祭礼は、4月19日、10月15日により近い日曜日ですが、以前は1~2月頃御託宣並びに湯の花の火事及び火剣等行なっていました。
春の祭礼には宮司による舞いや、氏子の傘踊り、カラオケなど賑やかな催し物まであります。(「ふるさとの小径をゆく」より)